ストレスは妊娠の敵

 

ストレスは精神だけでなく、身体にも大きな影響を与えてしまいます。頭痛や胃痛などの様々な体調不良を引き起こしますし、ホルモンバランスも乱します。そのため、妊娠を考えている人にとっては、ストレスは、特に気を付けなければならないもののひとつです。

 

実際、妊娠したいのになかなか妊娠できないという人の場合、ストレスが不妊の原因になっていることが、少なくありません。

 

ストレスが溜まると、それが原因で、女性ホルモンが分泌されにくくなり、生理不順、生理痛の増加、吐き気、腰痛などの月経異常や、卵巣がきちんと働かないため、排卵が起こりにくくなるといった排卵障害などの、妊娠にとって良くない身体状態になってしまいます。

 

また、ストレスを感じると、身体に活性酸素が発生するのですが、これは細胞を酸化させる効果があります。そのため、活性酸素が一定量を超えてしまうと、卵子を老化させてしまうので、卵子の質が低下して、妊娠しにくくなってしまいます。

 

男性も要注意!

女性と同様に、男性についても、ストレスは身体に良くない結果をもたらし、不妊の原因となる乏精子症の一因と考えられていますし、ストレスで発生する活性酸素によって、不妊が起こる可能性があると報告されています。

 

活性酸素の話を詳しくすると、精子形成に必要不可欠なホルモンに、主に精巣で作られるテストステロンと言うものがあります。

 

活性酸素が精巣を酸化するため、このテストステロンが分泌されにくい体質になり、精子密度・運動率の低下や、DNA損傷などが起きてしまい、精子の質の低下を招いてしまうといった研究結果もあると担当医から聞きました。

 

また、ストレスによって、ED(勃起不全)などの性機能の障害が起きてしまい、射精がうまくできなくなる可能性もあります。

 

日本では、ED患者数が1000万人以上になっており、それら全ての人が、ストレスが原因というわけではないのですが、何割かはストレスによって引き起こされているので、気を付けなければなりません。

 

このように、女性だけでなく、妊活中の男性にとっても、ストレスは大敵となっているので、しっかりと対処しましょう。

 

妊活自体がストレスになることも

このように、妊活にとって良くないストレスですが、日常生活からくるストレスだけでなく、実は妊活自体が、かなりのストレスになります。

 

何年も妊活をしていたけど妊娠できなくて、諦めて妊活をやめたら妊娠できた

 

こんな話を聞いたことがある人は、多いと思います。パタパタの友人にもそのような人がいるのですが、妊活のストレスから解放されて、気持ちが軽くなったらできたんだよね、と言っていました。

 

妊活への意識や我慢によるストレス

実際にパタパタも、妊活中はけっこうなストレスを感じていました。妊活を考え始めたときから、規則正しい生活をしないと、とか、これは体に良くない食べ物だから、とか、運動しなきゃ、とか、色々と考え、行動していました。

 

妊娠したいからやっていたのは間違いないのですが、やりたいからやるというよりは、義務感でやっていたことも多く、妊活期間が長くなるにつれて、その少しずつの我慢が、だんだん積もっていって、ストレスになっていました。

 

なかでも一番大きなストレスを感じていたのが、規則正しい生活を送ることでした。夜のんびり過ごしていた私たちにとって、早めに寝るようにするというのが意外と難しく、特に平日は仕事から帰るとあっという間に、寝る時間がきてしまいます。

 

のんびりタイムで、一日のリフレッシュをすることができず、また早く寝なければと焦る気持ちもあり、イライラが募っていったように思います。飲み会などがあってもなるべく早く帰るように気を付けていたので、それもストレスにつながりました。

 

このように、妊活中には、心掛けた方が良いことや我慢したほうがいいことなどが、色々あることから、少しずつストレスが溜まっていくケースが多いです。

 

ストレスは妊娠の敵

通院によるストレス

また、妊活のために病院に通う場合には、それもストレスとなります。病院は何度も通うことになりますし、多い時には週に2回行くこともあり得ます。行く日時も、排卵日などに合わせて決まるので、自分の都合で通院日を選ぶことはできません。

 

また、通院も早く終わればいいのですが、待ち時間が長いことも多く、待っているだけとはいえ、身体的にも疲れます。終わる時間がなかなか読めないために、予定が立てづらくなりますし、待っている間にイライラするなど、精神的にもストレスとなります。

 

仕事を休まなければならないストレス

単純に、病院に行くこと自体が面倒というのも、もちろんですが、仕事をしている場合には、その通院の時間を取ること自体が難しいです。会社近くの、仕事が終わってからでも間に合う病院であればいいのですが、そうでない場合には、仕事を休まなければいけません。

 

総合病院だと、だいたい平日の夕方くらいまでの診察となっていますし、また、人工授精や体外受精などを行なう際には、朝イチで来てくださいという病院も多いので、会社を休まなければならないケースが多くなると思います。

 

前もって日にちが分かればいいのですが、2、3日前に日にちが決まることも多く、事前に休みを申請しておくことも難しいですし、特に体外受精をする場合には、かなりの頻度で病院に通うことになりますので、職場の理解が必要となります。

 

幸い、パタパタの職場は比較的時間が自由になる職場で、さらに上司も理解がある人だったので、その点はラッキーでした。事情を話すと、そっちの都合を優先して休んでいいよと言ってもらえたので、半休を取るなどして、通院することができたのですが、それでもやはり休んで周りに迷惑をかけることへの心苦しさはありました。

 

不妊治療をしていると言うと、妊娠できないたびに、気を遣われそうなのが嫌だったので、上司以外の周りの人には、不妊治療をしていることは伝えていなかったため、体調が悪いのかとかなり心配もされましたし、逆に気も遣わせてしまいました。

 

また、休む心苦しさだけでなく、休んでいる間に仕事は溜まっていくので、それをこなしていくのも実際大変でしたし、こなすことだけで精一杯なので、新たな仕事や、やりたい仕事にまでなかなか手が回らず、そのあたりのジレンマも大きかったです。

 

ストレスと上手く付き合っていこう

このように、妊活を長く続けていると、それ自体がストレスとなりますし、さらになかなか良い結果がでないことが続くと、焦りや不安、また、そのことばかり考えすぎて、疲れなどが出てくるので、ますますストレスが溜まりやすくなります。

 

とはいえ、妊活は大切なことですし、考えすぎないようにするというのも難しい話です。また、日常生活の中でストレスのない生活を送るというのも、実際には無理なので、ストレスを感じたらしっかりと発散しながら、ストレスとうまく付き合っていく必要があります。

 

友達とのおしゃべりや買い物、趣味など、自分なりのストレス解消法を見つけて、リフレッシュする時間も大切にしましょう。

 

また、適度な運動は、幸せホルモンと言われるセロトニンが分泌するので、ストレス解消に効果があるとされています。セロトニンは、太陽光を浴びることでも分泌が活性化するので、日中に散歩に行くのもアリです。

 

ただし、妊活中の過度な運動には、注意が必要なので、運動をする場合は、医師に相談をした後に行うようにしてください。

 

パタパタも妊活を始めてから、ボーミーと一緒に時々ウォーキングをしていたのですが、実際にかなりストレス解消になったと思います。仕事が終わって、夜ご飯を食べたあとだったので、太陽光を浴びることはありませんでしたが、それでも効果はありました。

 

特に私たちはそれまで日々の運動は全くしていなかったので、週に2,3度、1時間程度歩くだけでもずいぶん違ったのだと思います。なんとなく今日も頑張って行ったなという達成感もあり、気持ちよく寝ることができました。

 

もう一つ、ウォーキングをして良かったことは、二人で歩く間にいろいろと話をする機会にもなったということです。家にいるとしっかりと会話する機会は意外と少ないので、妊活についてどう考えているのかということや今後のことを改めて話す良い時間になりました。

 

ストレス解消のためにジムなどで体を動かすのももちろん良いですが、夫婦で会話をしながらウォーキングをするのもオススメです。

 

ちなみに、妊娠中もストレスは良くないのですが、妊娠することによってホルモンバランスが崩れるため、いつもでは気にならないことにイライラしたり、落ち込んだりするので、ストレスが溜まりやすい状態と言えます。

 

そのような身体の変化にくわえて、出産することの不安により、鬱状態になってしまう人もいるので、注意が必要です。

 

ストレスは母体を高血圧や自律神経の乱れ、頭痛、腹痛、胃痛など様々な症状にしてしまうので、医学的に確立されているわけではないのですが、ストレスによる胎児への影響も少なからずあると思います。

 

このようなことを防ぐためにも、妊娠前から自分に合った上手なストレス解消法を見つけておくと良いですね。