タイミング法

 

タイミング法とは、その名の通り、排卵のタイミングに合わせて夫婦生活をとる方法のことです。不妊治療をするうえで、最初に行われるのが、このタイミング法であり、不妊治療の第一段階でもあります。

 

病院へ行ってタイミングの指導をしてもらうこともできますが、自分でチャレンジしてみることもできるので、身体的にも金銭的にも少ない負担で行うことができる方法です。

 

自分でタイミング法をするにあたっては、排卵日を予測し、もっとも妊娠しやすいタイミングがいつなのかを知る必要があります。排卵された卵子の寿命は約12~24時間と短いので、一般的には排卵日の2日前くらいの性交が望ましいとされています。

 

基礎体温の測り方

排卵日の予測には、基礎体温を測って予測する方法と排卵検査薬を使って排卵日を調べる方法があります。

 

基礎体温で排卵日を予測する方法ですが、まず、基礎体温は低温期と高温期に分かれており、生理開始から排卵までの間が低温期、排卵後から次の生理開始までの間が高温期となります。つまり、排卵のタイミングで基礎体温は低温期から高温期に移行します。

 

低温期の日数については、人それぞれの生理周期の長さによって個人差がありますが、高温期は生理周期の長さに関わらず、2週間で生理開始となり、低温期へと移行します。(妊娠が成立した場合は、高温期のままの体温が続きます。)

 

継続して基礎体温を測定していくことで、自分の生理周期がだんだん分かってくるので、排卵日の予測がしやすくなります。また、体温の推移によっては排卵がきちんとできていない場合や、ホルモンが正常に分泌されていないなどの病気にも気付くことができます。

 

基礎体温を測るには、できるだけ毎朝同じ時間に測る必要があります。同じ時間に測ることで、より正確な体温の推移を知ることができます。起きてからしばらく経っていたり、いつもより遅い時間に起きて測った場合は、いつもより体温が高くなっていたりします。

 

とはいえ、毎日全く同じ時間に起きることは難しいですし、日によって測れない日もあると思います。長いスパンで見て、基礎体温推移の傾向を知ることが大切なので、毎日きっちり同じ時間に測れないからといって測ることをやめてしまっては意味がありません。

 

また、基礎体温は、朝起きて体を動かす前に測ることも大切です。基礎体温の「高温期」と「低温気」の違いは0.5℃程度の微妙な差なので、ちょっと動いただけでも体温はすぐに変化してしまいます。

 

体温計はなるべく枕元に置いておき、目が覚めたらそのまま動かず測ることが理想的です。できれば寝返りや伸びをすることや、あくびなども控えたほうが良いとされています。話すこともしないほうが良いそうです。

 

基礎体温を測るのは大変

パタパタも基礎体温の計測にチャレンジしたのですが、毎日しっかりと測ることができていませんでした。特に休みの日などは起きる時間が遅くなったり、測る前にトイレに行ってしまったり、普通に話をしてしまったり、と、イマイチ正確な基礎体温をつけることができませんでした。

 

ちなみに、基礎体温は、通常の体温計ではなく、小数点第二位まで測ることができる基礎体温専用の体温計を使う必要があります。体温計にも色々な種類があり、一週間分の体温が記録できるものや、自動で何か月分もの体温をグラフで保存できるものなどもあります。

 

起きて体温を測ったものの、二度寝してしまって体温を忘れたり、すぐ記録せず後で記録しようと思って忘れてしまったりすることもよくあるので、自動で保存できるものをオススメします。

 

このように、まずは基礎体温を測ることが基本ですが、基礎体温で必ずしも正確な排卵日が分かるわけではありません。先ほど述べたように、測る条件によって微妙に変化しますし、個人差もあるので、その点は注意が必要です。

 

測ってはいるけど排卵日がイマイチ分かりにくいという人や、そもそも基礎体温を毎日測ることが面倒だという人は、排卵検査薬を使う方法もあります。

 

タイミング法

排卵検査薬を使うやりかた

排卵検査薬は、尿の黄体形成ホルモンの量で排卵日を予測するもので、第一類医薬品に指定されており、薬剤師がいる薬局で説明を受けて買う必要があります。最近ではインターネットでも購入することができ、薬局で買うことが気まずい人や面倒な人にはオススメです。

 

使用方法としては、次の生理予定日から逆算して17日前くらいから、1日1~2回、同じ時間に検査をします。陽性反応が出たら、40時間以内に排卵が起こる可能性が高いので、そこで性交の機会を持つようにします。

 

(使用期間や陽性反応から排卵が起こる時間については、製品によって若干異なるので、気を付けてください。)

 

この排卵検査薬は、医薬品といってもただ尿をかけるだけなので、健康リスクが生じるわけではないので手軽で良いのですが、価格が結構高いというデメリットがあります。製品や本数にもよりますが、一本300円~500円くらいの価格となります。

 

検査薬は一度しか使用できませんし、数日間使用するものなので、毎月使用することを考えるとそれほど安いものではありません。

 

インターネットで購入する場合には、安価な海外製のものも買うことができますが、製品によって感度が違い、人によっては排卵日が分かりにくかったりもするようなので、その点はよく調べてから購入する必要があります。

 

また、海外製のものの中には、唾液で排卵日を予測するものもあり、尿タイプのものと違って繰り返し使うことができるというメリットがありますが、排卵日を判断するには少しコツがいるようなので、使いづらいと感じる人もいるかもしれません。

 

私たちは、唾液タイプのものできちんと判断できる自信がなかったことと、日本では医薬品として認定されていないという理由から、尿タイプのものを使用しました。

 

排卵検査薬が本当にアテになるのかと思う人もいるかもしれませんが、実際に私たちの友人で、基礎体温を測っていてもしばらく子供ができなかったのに、排卵検査薬を使用して一度目で妊娠できた夫婦がいます。

 

妊娠の確率を上げるためには、より正確に排卵日を予測することが必要となるので、基礎体温と合わせて排卵検査薬の使用を試してみるのもアリです。

 

病院でタイミング法を指導してもらうやりかた

そうはいっても、生理不順などで基礎体温が安定せず排卵日が分かりにくいという人や、排卵検査薬を使っても、うまくいかなかったという場合は、病院でタイミング法を指導してもらうという方法もあります。

 

病院では、卵胞の大きさを超音波でチェックするとともに、尿検査で黄体形成ホルモンの値を調べます。そこから排卵日を予測して、性交のタイミングを教えてもらいます。排卵予測日の翌日、または翌々日に、きちんと排卵されたかどうか、再度超音波で確認してもらいます。

 

病院で指導してもらうことが一番確実ですし、自分で本当に今のタイミングで合っているのか、など悩まなくて良いのでその点は楽なのですが、排卵までに数日通院する必要があるので、手間がかかります。特に、仕事をしている人だと、通院のための時間を確保するのは大変です。

 

私たちも病院に通ったのですが、パタパタは排卵周期が通常の人より長く、排卵までに時間がかかる体質だったこともあり、2日後にもう一度来てください、と言われて2日後に行くと、もう少しかかりそうだから、また2日後に、といったことが何度かありました。

 

病院では待ち時間も長く、それだけでもけっこう疲れてしまうので、通院がストレスになることも多かったように思います。ストレスは妊活の一番の敵と言っても過言ではないので、そのへんもまた難しいところです。

 

まとめ:一番、気楽なやり方を選択しよう

ただ、パタパタは、病院で基礎体温をちゃんと測れていないことを伝えたときに、毎日測ることがプレッシャーになってストレスになるくらいなら測らなくていいよと言われ、気持ちが楽になりました。

 

どこでストレスを感じるかは人それぞれですし、時間的なことや金銭面からも色々考えたうえで、自分の置かれている状況に合った方法でタイミング法を進めていくのが良いでしょう。